【読書】『ちょっと今から仕事やめてくる』 著 北川恵海
本日2冊目のレビューです。
今年5月に映画も公開された本作品。
ずっと前から読みたいと思っていましたが、
先日書店で、ときめいて買いました。
本はときめいたときに買うのが一番ですね。
その本が輝いて見えるのです。なんとなく手に取って買ってみたときは、
積読になってしまう可能性が高いです。
(amazon内容紹介より引用)
この優しい物語をすべての働く人たちに
ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。
同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。
なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――
働く人ならみんな共感! スカっとできて最後は泣ける"すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー"
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スカッとできて、のところがなんだろう?って思っていましたが、
読み終わって納得。たしかにこれはスカッとできて、最後は泣ける作品でした。
読後感は良いです。
関西弁のヤマモト、軽い口調が重い状況を軽くしてくれます。
ニカっと笑うヤマモト、映画の配役が福士蒼汰なだけあって、
福士のニカっとした笑顔を思い浮かべながら読みました。(注:映画は見ていません)
予想に反した最後の展開でした。
いい意味で、お~そういうことか、と。
ページ数も少なくて読みやすいし、ヤマモトのおかげで気楽に肩の力抜いて読めます。
でも軽いだけではないです、メッセージ性のある作品だったなと思います。
すっっっばらしい作品でした(カホコ風)